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ロータリーの兄弟・姉妹の皆さん、


 


 1885年、『ロンドンタイムズ』は、ビクトリア女王によって騎士に叙された、イギリスの資本家で慈善家のモーゼス・モンテフィオーレ卿の100歳の誕生日に栄誉を表して論説を連載しました。この論説では、彼の誠実で寛容な精神や、困っている人がいれば助けにかけつけるという彼の心意気が述べられています。中でも1つの物語が特に印象に残りました。

他の人々と分かち合うこと
 ある人が、当時、富豪の一人であったモーゼス卿に、自分自身の価値がどれくらいだと思うかと質問しました。このようにぶしつけな問いかけに直面して、彼は少し考えて数字を挙げましたが、それは質問者の期待にははるかに及ばないものでした。当然のことながらその回答は反論を呼びました。確かに、間違いなく彼はその10倍の価値がありました。モーゼス卿はちょっとほほ笑んで「若者よ、君は私にどれくらいもっているかを聞かなかった。どれくらいの価値かを聞いた。だから私はこの一年間に慈善事業にいくら使ったかを計算してみた。それが君への返事の数字なのだ。おわかりのように、人生で他の人々と分かち合うことをいとわない分だけが私たちの価値なのだ」と答えました。
 私たちが自分自身の価値を計算する時、その価値は自分たちが何を持っているかで考えますか。それとも、持っているものをどう使うかで考えますか。人間は皆同じ価値があると言う時、私たちは文字通りの行動をしているでしょうか。
 ロータリアンであるということは、私たちの資源の全てをさまざまな角度から見ることができるということだと信じています。自分が持っているもので何をなすのが最善の選択なのでしょうか。何を選択すれば究極的に私たちが最も豊かであり続けられるのでしょうか。

人々の生活を変えるロータリー財団
 ロータリーにおいて、私たちは皆、世界のとても多くの地域で大きなニーズがあることを認識しています。そして私たちは皆、ロータリー財団を通じてどれほどの援助ができるかも知っています。もし私たちが望めば、私たちは人々の生活を変えることができ、希望を呼び戻し、未来を築くことができるのです。
 人生はすべてが選択です。私たちは自分のものを自分自身のためにとっておき、他人の問題は自分には関係ないといい切って、他人のニーズに目をつむるという選択をすることはできますが、距離を超え、皮膚の色を超え、言語や着ているもの、そして文化を超えて目を向け、どこにいる人も自分たちと同じなのだと考えて、立ち去るのを拒否することを選択することもできるのです。


KALYAN BANERJEE
PRESIDENT, ROTARY INTERNATIONAL


 
 
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