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ロータリー関連資料
四大奉仕部門

この「四大奉仕部門」について、1992-93年度の国際ロータリー(RI)会長でもあったクリフォード・ダクターマン著『ロータリーのいろは』(P13)の「奉仕の四大部門」から引用し、ご紹介します。 (編集部注:明らかな誤植は訂正し、一部読みやすいように句読点を変えてあります)

◆「クラブ奉仕」には、ロータリアンが自分たちのクラブをうまく機能させるために必要な活動の全てが、含まれます。

◆「職業奉仕」というのは、各ロータリアンが自分の職業の尊さと有用性を、そのクラブの他の会員たちに説明しなければならない時には、良く説明してあげることをはじめとして、就職相談、職業研修、および職場で高い職業道徳の奨励など、活動分野に関連したプロジェクトを実施する際の、クラブの責任を意味します。

◆「社会奉仕」というのは、ロータリアンが、自分の地域社会の、生活の質を向上させるために行うような活動に関係するものです。それはしばしば、若年層や高齢者や障害者、その他の人々で、より良い生活への希望を求める源として、ロータリーに期待を寄せている人々への援助も、含みます。

◆第四部門、即ち「国際奉仕」は、ロータリアンが国際間の理解と善意と平和を促進するために、行事計画と活動を述べたものです。「国際奉仕」の各種プロジェクトは、多くの国々の人々の求める、人間生活の必要品や窮状の救済に応えることを、目的とするものです。  そして、ダクターマン元RI会長は、最後に「ロータリアンがこの“奉仕の四大部門”を理解して、この道を進んで行けば、ロータリーの目的はさらに大きな意味を持つことになります」と上記をまとめています。  この元会長の言葉を念頭に置いて、『手続要覧2004年』に沿いつつ、四大奉仕部門について整理します。

クラブ奉仕(Club Service)

 ロータリーの第一奉仕部門。クラブの機能を充実させるために、ロータリアンが取るあらゆる必要な行動にかかわるものである(『手続要覧2007年』P272)。出席、職業分類、クラブ会報、親睦活動、雑誌、会員選考、会員増強、プログラム、広報、ロータリー情報などがあります。  例会に始まるロータリーの会合への出席奨励、会員の職業分類の整備、クラブ会報刊行、親睦事業や例会のプログラム設定、ロータリーの雑誌についての案内、会員増強、ロータリーを一般に広報すること、ロータリー情報の指導者として、など、クラブの運営にかかわるものを指します。

職業奉仕(Vocational Service) 

 ロータリーの第二奉仕部門。ロータリアンが職業の尊さと価値をクラブのほかの会員に示す機会であるとともに、キャリア計画、職業研修、職場での高い道徳的水準の推進といったプロジェクトを実施するというクラブの責任でもある(『手続要覧2007年』P283)。 職業奉仕は、クラブと会員両方の責務です。「職業奉仕に関する声明(Statement on Vocational Service)」、「ロータリアンの職業宣言(Declaration of Rotarians in Businesses and Professions)」など、詳細は『手続要覧2007年』P79に譲りますが、「四つのテスト」(The Four-Way Test)に、職業奉仕の精神が生きています。  具体的には、各会員の職業を生かし、青少年に対し職業指導(Vocational Guidance)として就職相談を行ったりしています。特に日本では、職業倫理についての関心が高く、「職業奉仕こそがロータリーのロータリーたるゆえんである」と言われています。

社会奉仕(Community Service)

 ロータリーの第三奉仕部門。地域社会の人々の生活の質を高めるために、ロータリアンが行うさまざまな活動。これには、ロータリーをより良い生活への希望の源とみなす青少年、高齢者、体の不自由な人々への支援などがしばしば含まれる。(『手続要覧2007年』P273)。  社会奉仕は、地元社会のニーズに応えるものですから、それぞれ地域のニーズによって、当然活動が違ってきます。青少年のためにサッカー教室や野球教室を開催したり、植樹、図書館に本を寄贈する、老人ホームや児童養護施設の訪問、その他さまざまな活動があります。  なお、「社会奉仕に関する1923年の声明(1923 Statement on Community Service)」(『手続要覧2007年』P84~86・友ホームページwww.rotary-no-tomo.jp)は、この奉仕に対する理解には不可欠な、大切なものです。

国際奉仕(International Service)

 ロータリアンが国際理解、親善、平和を推進するために、実施する数多くのプログラムや活動を包含するロータリーの第四奉仕部門。多くの国際奉仕プロジェクトは、発展途上国の人道的ニーズを満たすことを目的とし、また、異なる国や文化の人々に対する認識を培うことを助長する(『手続要覧2007年』P277)。  さらに、「ロータリアンの間に、また、一般の人々の間に理解と善意を育むことが、ロータリーの国際奉仕が果たすべき仕事である(ロータリー章典8.050.1.)」(『手続要覧2007年』P89)とあります。  この奉仕が目指していることは、ロータリーの綱領第4項「奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること」にあります。概念上その内容は、世界社会奉仕(WCS)プログラム、国際レベルの教育および文化交流活動、2月の世界理解月間とその催し、国際的な会合(ロータリー章典8.080.3)、に分類できます。

参考文献 クリフォード・ダクターマン『ロータリーのいろは』1992年、『手続要覧2007年』、『改訂ロータリアン必携』2004年、など国際ロータリー発行の公式文献類、『ロータリーの友』、『The Rotarian』の各誌など。 『ロータリーの友』2006年6月号「基本の樹」に掲載 その後の変更を訂正

 
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