RIテーマはいつ発表されるのでしょうか
国際ロータリーのテーマが発表されるのは、前年度中に開かれる、*国際協議会(The International Assembly)においてです。国際協議会とは、一言でいえば、ガバナーエレクトの研修会です。全世界のガバナーエレクトが一堂に会して、国際ロータリーに関するいろいろなことを勉強したり、意見交換をしたりするのですが、この席上で、次期RI会長、すなわちRI会長エレクトによって、RIの新プログラムの説明とともに、次年度RIのテーマが、発表されます。国際協議会で一番関心が集まるのは、何といってもこのRIテーマの発表です。(国際協議会は、1998年の規定審議会により、1998―99年度から2月15日より前に開催されることになっています)。 発表後の早い時期に、新しいRIテーマは、RIのウェブサイトやロータリージャパンで見ることができます。
RIテーマが活用すべき唯一のテーマです
「ガバナーが会長のプログラムもしくはテーマを採り上げ、あらゆる適切な方法によって強調することは、その役職と切り離すことのできない任務である」と、『手続要覧』に記載されています。 RIのテーマやプログラムを強調するやり方として、『手続要覧』には、地区大会やその他の地区の会合でのテーマに使用する、ガバナー月信、公式訪問、その他の地区内のクラブや、ロータリアンと接触する場で紹介する、そういった方法を挙げています。 また、「RIテーマは、活用すべき唯一のテーマであって、他のテーマの使用は控えなければならない、ということをRI地区とクラブの全役員の注意を喚起する」とも記述されています。
テーマの誕生を探ると……
1949-50年度のパーシー・ホジソン(Percy Hodgson)会長のとき、初めて「テーマ」として出されました。続いて50-51年度のアーサー・レグー(Arthur Lagueux)会長もテーマを示しましたが、続くその後の会長は、特にテーマとしては何も残していません。 そして、公には、1953-54年度のホアキン・セラトサ・シビルス(Joaquin Serratosa Cibils)会長が、1952年のパリ国際大会において、自身が会長エレクトのとき、一種のスローガンの形で、発表しました。 それは「The more clubs we have, the more friends we have; and the more friends, the greater opportunities for service.」――「クラブがふえれば友人が増す 友人がふえれば奉仕の機会が増す」というものです。 さて、1952年・パリ国際大会のシビルス会長エレクトのアドレスには、確かに「クラブがふえれば友人が…」の趣旨の英文がみられます。また、1952年11月に来日された時にも「More clubs, More friends」―「もっとクラブを、もっと友を」といったようです。 しかし、上記のような、テーマとして明文化された英文・*邦訳は、RIの指定する公式書類の形では、残っていません。そして、のちに彼が会長になったときには「Rotary is Hope in Action」というものがテーマに採用されており、『The Rotarian』1953年7月号の会長メッセージのページには、「Rotary is Hope in Action」の方が記載されています。このテーマについては、公式な邦訳は存在しておりません。 この辺りに、やや記録的な混乱がみられますが、結果として、1953-54年度以降、恒常的にテーマは出され続けて、今に至っています。それに呼応し、翌1954-55年度からテーマに対して、日本語の「公式訳文」がつけられるようになりました。