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 「ゾーン(Zone)という言葉は知っているけれど、どのようにして分けられているのか知らない」。そんなご質問を時々受けます。今月は、そんな疑問にお答えします。
 
ゾーン(Zone)の定義
 ゾーン(Zone)とは、国際ロータリー(RI)会長指名委員と、RI理事指名委員を選挙するため、地球上の土地を区切り、RI理事会が編成した、クラブ集団のことです。
 RIを構成しているのはクラブです。よって「クラブの連合体(RI定款第2条)」という言葉が、『手続要覧2007年』P57などには見られますが、ゾーンは一部の例外を除き、地区を単位として国ごとに編成されています。現在、世界のゾーン数は34です。
 選挙のための編成区域です。編成したままにしておくと、世界の会員数は常に推移しますから、やがて選挙に不公平が生じてしまいます。よって公平性を保つため、ゾーン内のロータリアンの数が等しくなるよう、RI理事会によって時々見直しが行われ、ゾーンは再編成を重ねてきました。ゾーンはまた、ロータリー・ゾーン研究会開催の基盤ともなっています。

ゾーン(Zone)の境界
 
ゾーンの区切り方(境界)は、RI細則第12条(『手続要覧2007年』P213)に「理事会は、少なくとも8年に1度、ゾーン内のロータリアン数をほぼ等しくするために、ゾーンの構成を総合的に見直すものとする。理事会はまた必要に応じて同じ目的のために臨時に見直すことができる」(12.010.4. ゾーンの境界の定期的見直し)と載っていますから、見直しは原則として8年に1度、または臨時に行う、という状況にあります。
 同じくRI細則第12条に「ゾーンの当初の境界は、規定審議会の決議によって承認されるものとする」(12.010.3. ゾーンの境界)ともあり、RI理事会による編成区分を、3年に1度開かれる規定審議会での決議により承認するという、慎重な決定状況もうかがわれます。
 地理・文化・言語などの要素も含むので、すべてのゾーンに機械的に、平均数のロータリアンを割り振るのは不可能ですが、現在のゾーンは、前回ゾーン編成したときの全世界の会員数に則し、約3万5,000人を1ゾーンとして編成されています。 
 さて、ゾーン“Zone”を一般的な英語の辞書で引くと、帯状のかたちをとる、都市などを特殊な目的のために区分した地区、地域、区域、という説明が出てきます。イメージとしては、隣り合うa国b国……が、ある1つのゾーンを構成している姿が浮かぶでしょう。
 しかし、先述したようにゾーンは国ではなく、会員数を単位にしていますから、もともと2つ以上の国で構成されている地区が、国ごとに分かれずにそのまま1つのゾーンに入ったり、逆に、地区内で国ごとに分かれて違うゾーンに編成されたり、ある国の幾つかのクラブだけが他のゾーンに組み込まれる、といった現象が起きています。
 例えば、わが日本の第2750地区は、東京都82RCとパシフィックベイスン(PB)グループ(北マリアナ諸島・グアム・サイパン・ミクロネシア)の8RCですが、同じゾーン2の所属です。(ゾーン編成は一覧表を参照)。

『ロータリーの友』 2005年8月号掲載。その後の変更を修正。
参考文献 『2009-2010 Official Directory』『手続要覧2007年』『THE ROTARIAN 』1994年12月号、『ロータリーの友』1995年1月号など公式文献によります。
 
世界のゾーン一覧表(2009年7月1日より実効)はこちら
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