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第7回本会議は、元RI会長二人が講演をしました。グレン W. キンロス氏は、「視覚的な言葉という奇跡」というタイトルの講演で識字について話をしました。
「視覚的な言葉の発明というのは、文明の奇跡の一つであります。文字は、視覚的な言葉です。そして、文字を読むということは、視覚的な言葉を解析するということです。読むことと書くことによって、視覚的な言葉という奇跡が成り立っているわけです」と切り出しました。そして、「私にとって、読み書きができないというのは、目が見えないとか声が出ないのと同じぐらい辛いものです。読み書きができない状況は、牢獄に閉じ込められているようなものです。しかし、もっと理解し難いのは、誰でもアクセスできるテクノロジーと知識にあふれたこの世界で、これほど多くの人々が、読み書きができない状態を強いられているということです。人類全体の実に3割が、いまだに教育を受ける機会から疎外されているのです。教育を受けることは、人権の一部であるべきです。そして、読み書きや計算ができない人々を見捨てることは、何百万人もの人たちを見捨てることに等しいのです。私は国際ロータリーが恒久的なテーマを決めるとすれば、それは「教育、教育、また教育」にすべきだ、とよく申し上げてきました。教育が繁栄を生み、繁栄が平和を生みます。ロータリーの究極の目標である平和を可能にするのが識字なのです。情報の時代である今、情報はある種の通貨です。従って、読み、書き、計算しながら情報を処理することができない人たちが、貧困を逃れることはできません。本当の格差は、金持ちとそうでない人たちの間ではなく、知識のある人たちとそうでない人たちの間にあるわけです」と、識字の重要性について話しました。
キンロス氏はインドでの経験を「私は、ロータリー研究会に出席するためにインドに行く機会がありました。インド東南部の突端にあるケララ州は、非常に美しい地域です。研究会は、コーチンという町で行われましたが、あちこち車で連れていってもらっているとき、貧困やホームレスの兆しがどこにもないのに気付きました。エイドにその理由を聞いてみたところ、返ってきた答えは、「ケララ州は識字率が100パーセントで、人口増加の問題もありません」ということでした。これは、私たち全員が学ぶべき事例ではないでしょうか」と述べています。最後に、「男性、女性、少年、少女に読み書きや数え方を教え、足し算、引き算、割り算、掛け算という魔法の力を伝えるのは、私たちの神聖な責務です。文字という貴重な贈り物を分かち合い、世界に識字を広めてまいりましょう。私たちが、視覚的な言葉の奇跡を広げ、新しい世界を築いていけば、新世代が平和と繁栄を実現してくれる日がきっとやって来るでしょう」と結びました。
ラジェンドラ K.. サブー氏の講演は「リーダーシップ:意欲を燃え立たせよう」です。サブー氏は、「火には非常に強い力がある」と語り、「リーダーシップもまた、火と同じように強い力です。この火は、皆さまの中に秘められたものであり、いわば皆さま自身が火であると言えます」と述べています。そして、リーダーシップで大事なこととして、「有言実行」「職業上の高潔性と卓越性」を挙げました。
「有言実行」については、「生き方そのものでメッセージを伝え、自分の価値観を貫き、口先だけでなく約束を守ることです。子供に模範を示し、人々に尊敬され、それぞれの地域社会において、ロータリーの顔となることです」と話しました。
「職業上の高潔性と卓越性」については、「皆さまには、常に正しい道を行くか、間違った道を行くかの選択肢があります。正しい道とは、他者に与え、分かち合い、愛情を示す道です。一方、間違った道とは、他者から奪い、搾取し、妬む道です。どちらを選択するかが、その人の人間性を決めるのだということを忘れてはなりません。人は、職業の尊厳と、誠意から生まれる透明性を通じて、自らの仕事に目的と充足と卓越性を求めるものです。リーダーの資質とは、生まれつきのものか、それとも習得できるものなのかというのは、よくある疑問です。私はどちらかは分かりませんが、一つだけ言えるのは、リーダーシップは、活力、勇気、創造性、誠意といういくつかの原理からなるもので、それらはすべて内面からあふれてくるものだということです。これらの資質は、程度の違いこそあれ、皆私たちの中に既に存在するものです。私たちがしなければならないのは、それらを探し当て、解き放してあげることです。そして、こころの中を見つめ、育み、自己を律しながらたゆまず努力をすることによって、こころの中にある種がリーダーシップとなって芽吹くのです。その資質とは、人のこころを動かし、思いやり深く導き、模範を示し率先するということです」と述べました。
さらにサブー氏は、自身の体験からの教訓として、「柔軟性」「確固たる姿勢」「ユーモア」「ゆとりの時間」「自分の非を認める勇気」「謙虚な気持ちで」「変化」ということを挙げました。
「ジョージ・バーナード・ショーの名言をご紹介しましょう。『私にとって人生は、はかなく消え去るろうそくの火ではなく、燃えさかる松明である。私は今、この松明を手にしている。この火を次の世代に手渡す前に、精いっぱい明るく燃やそうと思う』。朋友の皆さま、自分自身が燃えさかる松明となり、就任年度だけではなく、ロータリーの新世代にその松明を手渡す前に、精いっぱい明るく燃やす準備はできていますか。皆さまの責務に目覚め、意欲が沸いてきたでしょうか。情熱の火をともす準備はできていますか。可能性を探求し、目標を達成する準備は整っていますか。終わりまでやり遂げる覚悟はできていますか。ニール・アームストロングが月面着陸を遂げたときに、『一人の男にとっては小さな一歩だが、人類にとっては巨大な飛躍だ』と言ったように、皆さまの究極の目的は、就任年度を全うした後、家庭に帰ることです。どうかこのことを忘れずにいてください。この言葉が皆さまのこころに鳴り響くことを願っております。これからの1年間が、ロータリーにとっての飛躍となります。どうぞ、羽ばたいてください。そして、皆さまのこころの中の情熱の火を点してください」と結びました。
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