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2010年国際協議会が、1月18日午後5時からの開会本会議で始まりました。今回の会議は、例年と違い、ガバナーエレクトだけではなく、これに先駆けて開催されたロータリー財団のパイロット地区の研修に参加した地区の財団委員長、ロータリー財団地域コーディネーターたちも同席して、開催されました。
異例だったのはそればかりではありません。これまでは、ガバナーエレクトたちの到着日の翌朝に開催されていた開会本会議が、到着当日の夕方から始まったこと。これも異例。開会本会議には、ロータリーのある国と地域が国旗とともに紹介をされますが、これらの国旗をもつのはRI研修リーダーの仕事でした。ところが、今回は、RI研修リーダーの配偶者、理事・理事エレクトの配偶者がその役を務めました。これも異例。
印象深かったのは、その国旗紹介で、ハイチが紹介されたとき、拍手が一段と大きく、また、進行が途切れるほど拍手が鳴りやまなかったことです。この度のハイチの大地震に対しての励ましの拍手だったに違いありませんが、ロータリアンやその配偶者たちの温かい心が伝わってきました。
さて、開会本会議のハイライトは、新年度の国際ロータリー(RI)テーマの発表です。レイ・クリンギンスミスRI会長は、新年度のテーマを決めるに当たり、過去のテーマをすべて見直し、さまざまな角度から分析して、「ロータリーのテーマを見ていく過程で、ほとんどのテーマがロータリアンだけに呼びかけるもので、ロータリアン以外の人にロータリーとは何かを説明するテーマがほとんどないことに気がつきました」と述べました。
そこで彼は、「ロータリアン以外にロータリーの目的を説明すること」「ロータリアンに自分たちの活動の意義を再認識してもらうこと」を満たす簡潔なテーマを探す決心をした、と述べ、その過程で四大奉仕部門を再検討したことを紹介しました。その上で、海外と地元地域の両方で活躍するロータリアンのユニークな存在をどのように表せばよいのかということを考えたことを伝えました。
「ジェームス・コリンズの名著『ビジョナリー・カンパニー2』に書かれている、将来のことを考えるために『会員が情熱を抱いているものは何か」『あなたの団体が世界一として誇れるものは何か』『団体のリソースをつき動かすものは何か』という3つの問いは、ロータリー財団の未来の夢計画を立てる際の指針となりました。情熱、独創性、寛大さを的確に表す言葉を私は探しました。ロータリーがロータリークラブの連合体であると同時に、奉仕の精神から成り立っていること、そして私たちは中核となる価値観=奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップを忘れてはいけません。それが私たちの組織の神髄です。いろいろな言葉を考え、私が選んだのは、ロータリーの今の使命として一番いいのは、『地域を育み、大陸をつなぐ』というテーマです」と、新年度のテーマを発表しました。テーマが発表されると、会場からは拍手が起こりました。
クリンギンスミス氏は、「私たちが時間と労力という代償を払うことができるならば、私たちは必ず成功することができます。120万人というロータリアンの数は、世界人口が60億人であることを考えれば、小さな数字かもしれません。しかし、著名な文化人類学者マーガレット・ミードの貴重な言葉を思い起こしてください。『思慮と熱意のある少数の人々に世界を変えることはできないとみくびってはいけない。実際には、そのような少数の人間が、世界を変える唯一の方法なのだから』。これからも良い世界へと私たちは努力します。このような不況下にあっても私たちはできるのです。来る年度を成功へと導くために必要なのは、ロータリアンが熱意を抱き、世界一得意としていること、すなわち『地域を育み、大陸をつなぐ』ことに、専念するよう、力の限り、クラブと地区を励ましていくこと、それだけなのです」と結びました。
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