本会議では、たくさんの人が講演をします。講演者は、舞台に向かって左から登場して、右側にある演題まで歩きますが、その間、音楽が流れます。この音楽は、講演者の出身国や雰囲気に合わせて、一人ひとり違います。言い換えれば、それぞれのテーマ曲に合わせて登場、ということになるのです。これも、今回の国際協議会の特徴の一つかもしれません。
さて、第4回本会議は、ロータリー財団がテーマです。まず、ロータリー財団管理委員長エレクトのカール・ヴィルヘルム・ステンハマー氏が登場、「2010-11年度ロータリー財団の目標」について話しました。ポリオ・プラス、未来の夢計画試験段階の実施、「あなたも毎年100ドルを」を通じた年次基金の立て直し、将来プログラムを維持していくための恒久基金の発展、の4つの目標があることを紹介しました。
ステンハマー氏はそれぞれの目標について具体的に説明し、「未来の夢計画では、地区とクラブに今まで以上の柔軟性が与えられ、責任をもって資金を管理し、運用する権限を地区とクラブに委ねることになります。ロータリー財団が皆さまの財団であるということを忘れないでください。地区とクラブが資金管理をすれば、世界本部の職員はそのほかの仕事に時間を割くことができるようになり、これがロータリー財団の未来における発展にもつながっていくでしょう」と、述べました。
また、これまでは分散投資のおかげで、何かがあってもすべてに影響が出たわけではないが、今回の経済危機では、分散投資をしていたにもかかわらず、対処することができなかった、と説明しました。ポリオに対する多額の寄付のために、年次プログラムへの寄付が減り、また資産の減少により、年次プログラム基金では、投資収益で管理運営費を賄うことができなくなったことを話しました。「事務総長は、委員会の会合や職員の出張を減らし、職員の昇給を停止することなどで経費削減の手段をとりました。財団投資委員会は新しい投資を検討しています。マッチング・グラントを減らし、GSEを2年に1回にし、また、段階的に2011-12年度以降は6つのプログラムを段階的に減らすことになります」と、財団の立て直しについて説明しました。
「皆さまの支援をもってすれば、この困難な時期を乗り越えることができます。この財団を維持していくために、皆さまのぜひ、ぜひのご支援をお願いしたいと思います。ロータリー財団の未来は皆さまの手の中にあるからです。また、私たちは、超我の奉仕をもって、地域を育み、大陸をつなぐのです」と結びました。
ポリオの撲滅について、実際に現地に赴き活動をした人の体験談は心打たれるものがあります。会場のガバナーエレクトの中にもそのような経験をした人がたくさんいました。「ポリオ・プラスの最新情報」を提供したのは、KIROアイウィットネス・ニユースのレポーター/特別プロジェクトプロデューサーのペニー・ルゲイト氏です。彼女は、2002年、エチオピア育ちでシアトルのロータリアン、エズラ・テショメ氏の招待で、ロータリーで初めて、エチオピアに行き、ポリオの全国接種日での経験を話しました。また彼女は、2009年2月、ポリオの予防接種のために、インドに出かけています。「ワクチンを子どもの口に入れたときに、本当にロータリアンであるということを理解できたと言われています。と言いますのもポリオ撲滅の使命はロータリーの存在の中心、活動の中核であるということです。私はレポーターとして、ロータリーのポリオ撲滅活動を取材して、情熱を感じました」と述べました。ルゲイト氏は、ビル・ゲーツ氏、ビル・ゲーツ・シニア氏と会ったときのこと、ポリオ撲滅の進展状況についても紹介し、「ロータリーは世界中の子どもたち約束しました。1985年のことです。その約束を果たしていかなければいけません。多くをもつ者には、多くが期待されているということをどうか胸に刻んでください」と結びました。
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