「ロータリアンが変化をもたらす」と題した講演は、ホセ・アルフレド・セブルベーダ国際ロータリー(RI)理事。マチュピチュの遺跡を例に挙げ、「これは遺跡としてしか残っていませんが、その精神とビジョンが今の存在を支えてきた、ということを忘れてはなりません。この物質的な業績は、人類が存在したということの証になります。そして、人間の精神こそが、時代をへて、最終的な勝利を語るのです」と話しました。
さらに、「ロータリーが大きいプロジェクトをやることはとても大切だが、私たちは教育に専心しなければならない。なぜならば、若い人たちは明日のプロジェクトを築く人だからということです」との、ロータリーの創始者・ポール・ハリスの言葉を紹介しました。 また、「ロータリーはただ個人的な行動ではありません。ロータリーは、模範を示しながら世代間に受け継がれるものです」と付け加えました。
「ロータリー会員状況の概要」について、ジョン T. ブラウントRI理事は、自分も会員増強を気にしたことのない9割の会員の一人であり、65人の会員がいる自分のクラブがちょうどいい規模だと考えていたことを紹介しました。「クラブは会員が増えればいいということだけではないのです。新しいエネルギー、アイデア、リソース、考え方、機会が必要なのです。会員増強は、会員数の問題ではなく、発展や活力、倫理にも関係することなのです」と述べ、会員増強が実現した理由について「ロータリーの先駆者には成長への情熱がありました」とし、「倫理観に欠ける工業化」「世界恐慌」「第2次世界大戦」「超大国の核戦争」といった世界情勢の影響を受けて、ロータリーのプログラムと活動の焦点が定められ、そして、大勢の人たちが集まってきた、と述べました。さらに、「ロータリーが成長を続けられたのは、豊富なリソースをもつ会員が集まり、深刻な社会問題に取り組み、実践的で目に見える解決方法を見いだしていったからです」と、ロータリーの成功について述べました。
1997年以降の会員減少についても紹介。自らのクラブについて、25年たった今、会員数106人になり子クラブを結成、そのクラブと合わせて、人口7,500人の町に179人のロータリアンがいることを紹介しましたが、そして、ここまで会員が増えたことについて「生き生き活動したことによるものです」と述べました。さらに、「今こそロータリーが繁栄する時です。今、世の中にはこれまでになく冷たく、ビジネスは100年前よりもっと不透明で、リーダー不在の時代です。ガバナーエレクトの皆さまにお願いがあります。各地域で時代にそぐわない、古びてしまった慣習は何か、時代を超えて変わらない伝統とは何かを見極めていただきたいということです。私たちが以前からやってきたことをやりましょう。ロータリーが始まったときからやってきたこと、よりよい地域社会と世界をつくるために未来をつかみ取り、つくっていくことです」と締めくくりました。
ルイス・ビセンテ・ジアイ元RI会長は、「未来に向けてのビジョン」という講演の中で、「今こそ私たちは、柔軟性を備えた明確な活動目標、私たちの組織にとって長期計画をもって、これからの運営をしていかなければならない、ということになっています。それによってリーダーは解決策を見いだすことができるのです」と述べ、それらの計画を立てる目的について、「リーダーシップの継続性、活動やプログラムの一貫性をはかるための目標を定めることです」と話しました。
ジアイ氏は、「未来に向け、100年の歴史に支えられながら、機能的な長期計画を備えた長期的なビジョンを描いた先見性のあるリーダーとして、皆さんは歴史に残る機会を得ました。さらに、大きく豊かで大胆なロータリークラブをつくるためには、月飛行に必要とされるほどのリソース、努力、知性、方策、確固たる決意を用いて、地区内のクラブをまとめ、先見性のあるリーダーシップを発揮していくよう、皆さんにお願いいたします。皆さん、大きく考えてください。世界はロータリーを必要としているのです。ロータリーと全人類のすばらしい遺産を築くためには、ロータリーは偉大なビジョンを備え、それを達成できるクラブ、そして皆さまのような偉大なロータリアンを必要としているのです」と結びました。
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